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sifu hiruma  胡蝶の夢  

小さい頃、「蝶」と「蛾」が存在することが、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。

霊気、気功の教え

2021年03月20日(Sat) 15:07:28


霊気や気功の思想の中で「宇宙にお任せする」、「流れに身をゆだねる」という思想がある。

本来、人間というのは完全であるのだが、「宇宙自然の摂理」や「理」

とうものに反し、流れに逆らうから、体調を崩したり健康を損なうという概念である。


似たようなところで、東洋医学の健康観も「人間は宇宙の縮図」であり、「宇宙は人体の拡大図」

で、この両者は繋がりあっており、この二つを統合した、「宇宙自然の摂理」や「理」 に沿った生き方を「天人合一」という。


私自身社会の仕組みもわからなかった10代、20 代は必死であがき、「自力」のみで、いつも大きな壁に

ぶつかってきた。そんな私が霊気や気功を学び「大きな流れに任せる」という教えは衝撃的であり

かなりの救いになったのだ。


しかしながら、私も生身の人間であり、日々色々考え、気づき少し進んだとおもったら

また後退のようなことがあったりするのだが、よくよく考えてみると訪れた不調和な出来事も

立派に次のステップに繋がっていたりして、少しばかり、楽しんで受け入れられるようになってきた。

また、不調和と決めてしまうのもちょっとばかりセンスがないので、見る角度を変えるようにすると

不調和な出来事も一つ、二つ、三つと実に様々な解釈ができるのである。


話を元に戻すと。

「天地自然の理」に身を任せる、「放っておく」ということ。

この概念は古来より様々な言われ方をしている。

「人事を尽くして天命を待つ」
(中国の儒学者 「胡寅」)

「無為自然」
 (タオ 気功の教え「人間の作為的なことから離れ宇宙自然の摂理に任せる」)

「神の御心のままに」
 (キリスト教)


しがみつくから落とされ、手放すと浮く。ということか。

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