小さい頃、「蝶」と「蛾」が存在することが、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。
佇まい・・・1 立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気。
(2番目の意味もあるがここでは省略させていただく。)
(Yahoo辞書 大辞泉より)
日常会話ではほとんど用いられることがないであろうこの言葉。
現代ではほとんど死語になっているかもしれない。
いい学校をでた。いい会社につとめた。
お金をたくさん稼いでいる。
世間的にとても有名である。
容姿端麗で頭もよく・・・。
才能に溢れ社会で活躍している人たちを
大勢みてきた。
しかし「佇まいが美しい」人というのは
本当に僅かな人にしか出会ったことがない。
これは考えるに。「佇まいの美しさ」というのは決して
世間的な地位や権威で保障されるものではないからだ。
言葉を変えるとこれは「格」とか「品」にちかいもの
があるかもしれない。
この記事を書いていて昔インドに旅行した時に
ヒンドゥー教徒のサドゥー(修行者)
とあったことを思い出した。
片腕がなく全身が灰にまみれた
修行者だ。
眼光鋭く自己に対して揺るぎのないような存在感・・・。
その人自身の核となるようなものが表面に現れて
いる状態とでもいったらいいのか。
その人の魂であり命のあり方であり
ただそれであるという事。
「佇まい」とはすなわちその人自身の芸術作品であると思えるのだ。
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