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sifu hiruma  胡蝶の夢  

小さい頃、「蝶」と「蛾」が存在することが、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。

佇まい。

2011年12月28日(Wed) 01:27:15

佇まい・・・1 立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気。
      (2番目の意味もあるがここでは省略させていただく。)

       (Yahoo辞書 大辞泉より)


日常会話ではほとんど用いられることがないであろうこの言葉。
現代ではほとんど死語になっているかもしれない。


いい学校をでた。いい会社につとめた。
お金をたくさん稼いでいる。
世間的にとても有名である。
容姿端麗で頭もよく・・・。

才能に溢れ社会で活躍している人たちを
大勢みてきた。

しかし「佇まいが美しい」人というのは
本当に僅かな人にしか出会ったことがない。

これは考えるに。「佇まいの美しさ」というのは決して
世間的な地位や権威で保障されるものではないからだ。
言葉を変えるとこれは「格」とか「品」にちかいもの
があるかもしれない。


この記事を書いていて昔インドに旅行した時に
ヒンドゥー教徒のサドゥー(修行者)
とあったことを思い出した。

片腕がなく全身が灰にまみれた
修行者だ。

眼光鋭く自己に対して揺るぎのないような存在感・・・。



その人自身の核となるようなものが表面に現れて
いる状態とでもいったらいいのか。


その人の魂であり命のあり方であり
ただそれであるという事。


「佇まい」とはすなわちその人自身の芸術作品であると思えるのだ。
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