小さい頃、「蝶」と「蛾」が存在することが、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。
「游」・・・。
中国古代の荘子の残した思想のひとつである。
多くの人間は「~の為に~する」という人生を生きる。
荘子のいう「游」は
有用性、意味、価値や目的からはなれて
「自己の性が充足する何か」
このことに焦点をあてている。
ただただ好きでやってきたことにもそこに
意味やら価値を持ち込んでしまうと元から
あった姿は形を変え本質がわからなくなってしまう。
人はいつも自分のやることに意味や価値を見出そうとして
自分のやっていることを正当化しようとするが
自分が満足していればそんなことをする必要があるのだろうか。
自分にとって整体の仕事も武術も霊気も
ただ好きなのでやっているだけ。
というかそれ以外は何もやりたくないし
それだけしかできないのだ。
もっというと自分の納得、魂の充実感(単純に気持ちがいいから)
があるからやっているだけで自分に満足しているから
人に認められる必要がない。
人が自分のやっていることに意味や価値をつけようとするのは
不安が根底にあるからかもしれない。
というか社会がそのような形を許さない何かがあるともいえる。
「理由なんかいらない」「ただただやっているだけ」
このスタンスを崩してそこに意味やら価値やら持ち込むと
十全に魂を潤せないことにもなるから
私はいつも心の声(感情)に耳をすますのだ。
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