小さい頃、「蝶」と「蛾」が存在することが、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。
患者さんTさんとの話。
Tさんはストレスを溜めない性格のようで
いつもとても元気である。
しかし、Tさんの旦那さんはというといつも
体調を崩しやすいようで病院通いを続けて
いるそうだ。
言ってみれば「Tさんとは正反対の体質」らしい。
Tさん曰く「主人の体があまり強くないから
気丈でいなきゃいけない。」と言っていた。
そんな話を聞きながらある元うつ病患者の話を思い出した。
Iさんといって三年程うつ病に苦しんだ経験をしたらしい。
今ではとても元気でうつ病からは完全に開放されたといっていた。
Iさんがいうには「はっきりいって、うつ病の治療法はなく
自分が決断するだけだと」言っていた。
でIさんがどのように決断してうつから抜けたのかというと
急にIさんのお母さんが病に倒れてしまって否が応でも
お母さんの面倒をみなければならない状態になった。
そして必死でお母さんの看病をすることによっていつの間にかうつは
消えてしまっていたようだ。
(この間、覚悟も決まったようで、とんとん拍子で仕事も
決まり生活全般が上手くいきだしたらしい。)
ここで私が思ったのは「精神が関与している病の多くは
立場により左右されるのではないか?」
無意識か意識的か立場を選び決断することにより健康も
左右されてるのではと考えた。
何でも受け入れてくれる奥さんや、旦那さんなら安心して体調を崩すことも
できるし甘えられる。(倒れても余裕がまだある状態。)
でも、こんなパターンもある・・・。
例えば奥さんや旦那さんからは何も信用されず理解もされないので
その「だめな人という強力な印象」に耐えられずに「情けない人間として
演技させられてしまっている人」精神的に弱っていてすぐ体調を崩す。
(このパターンも現場で何人も経験した。)
こんなのもある。相手方の体が弱すぎて自分が絶対に養わなければと
追い詰められて「その人より強い自分であることを
選んでいる」人もいる。
だから人の思いや、印象により「無意識にまた
意識的に立場を選ばされている」ことが多い
(色々な種類の病の方がいらっしゃるので誤解のないように
ここではあくまで「精神と病の関係」について触れた
ものとして読んでほしい。) 「気づかないうちに自分と他人との力関係において弱い自分や
強い自分演じるしかなかったり。」
知らず知らずのうちに相手のパワーを奪ったり奪われたりしているの
かも知れない。
こんな経験はないだろうか?
自分のことをあまりよい印象を持っていない為、
「その人の前ではすごく嫌な自分を演じてみたり」
また良い印象をもたれている為か「素直な自分になれたり」
ある人の前では自分の力を発揮できたりと」
人に対して持つ印象は相手の行動を変える力があると
思えてならない。
人の抱く印象や想いに振り回されない方法が大きく分けて二つ
ある。
「何もこだわらない自分であるか」また
(すべてを良しとして受け入れるか)
「どのような人と会っても左右されない強き自分を選ぶか」
(強い信念を持つ)
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