小さい頃、「蝶」と「蛾」が存在することが、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。
存在するすべての色を合わせると何色になるか・・。
答えは白色である。
みな真っ白で生まれてくる。
成長し大人になる過程で真っ白な紙に様々な色が付着し
自分だけの色が出てくる。
そして今度は自分だけの色をさらに混ぜ合わせてゆく
今まで生きてきた混沌を一つに。
そしてできた色が二度目の白になる。
「人は皆嬰児たれ」といったのは中国の思想家
老子である。
老子は人間の究極の姿を赤子にもとめた。
赤子が皆もっている純粋無垢な白。
いったん社会を経験し、もう完全な白には戻れないかもしれないが
それでも新しい自分の形で再び白の境地に戻ってゆく。
「彼の空をみる者は虚室に白を生じ吉祥も止まるところに止まる」
荘子「人間世篇」より
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