小さい頃、「蝶」と「蛾」が存在することが、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。
呼吸を合わせて相手と一体になる。
相手の呼気と吸気によって体がゆっくりと上下するのに合わせ
経穴に向かって点穴を施す。
まるで自分の体や意識がその人の中にはいっていくような
感覚で深くゆっくりと行う。
相手に意識を同調させるような感じだ。
この呼吸を合わすという方法は、施術にかぎったことだけでなく
接客における電話応対、問診、会話での間の取り方、
相手との距離感や全体の雰囲気を読むときなど
仕事だけではなく、日常のありとあらゆる場面
で応用の利くとてもすばらしい技術である。
単純に相手の話を黙ってゆっくり聞きとり、相手が話し終えたら
こちらが話す。
簡単に言うとリラックスして相手と呼吸あわせる。ということであるが
これだけのことで物事がとても円滑にすすむのだ。
しかし呼吸を合わせられない状態というのもある。
それは「自分を守ろうとした時だ。」
身構えている緊張が相手にも伝わるのか、相手も身構えてしまい。
不安からか口調がやたらと大きくなったり、攻撃的になったりと
最悪の時には相手に負けまいとする意識が働くのか喧嘩のようになってしまうのだ。
患者さん達にはこのようなことはなかったがが他の人間関係などににおいては
嫌というほどこんなことを経験したのである。
この不調和が生じたときに自分を守る心のくせ
に気づいてからというもの
「何も守らない。」という事を決心した。
「何も守らず裸で立つ。」という決意をしてから
対人関係の不調和をはじめとする様々な問題からは
一気に開放されたのである。
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