小さい頃、「蝶」と「蛾」が存在することが、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。
新患さんがいらっしゃっるとき
この人は自分に合うだろうか?
とつい構えててしまう。
そしてこの人は合わないだろうと考えて施術に当たった人は
本当に施術後の結果もよろしくなかった。
勝手な判断 → 緊張して相手にのまれる。 → よくない施術の結果
いつしか完璧にこのような図式になってしまっていた。
自分の勘にも自信があったせいかその通りになってしまう現実に
驚きながら、しかし同時に勝手な基準を設け人を判断する自分の態度に
だんだん嫌気がさしていた。
気づくまでかなり時間がかかったのだがこの図式事体が
「自分の施術が効かないのではないか?」という不安から
発生していることに気づいた。
そしてある日、「効かなくてもいいではないか」
施術後の結果は神様に任せよう。自分は「どのような人がきても最高の施術をする。」
「そこに自分のプライドをおこう。」ときめてから施術後の結果が全く違うものに
なったのだ。
その気持ちで施術してからというもの施術に対しての恐れや不安はいつしかなくなって
いた。
そして、何も期待せず力がうまく抜けたのか、術後の結果はとてもよい。
だが、それでも駄目なときはある。
でも逆らわないようにした。
流れにまかせるままで「今歩いている場所はたぶん最高だろう。」
いつも自分にそう言い聞かせている。
その時にどんなに大変でも辛くても頑張れなくても
完全に自分に対して良しとしている。
患者さんが導いててくれた境地。
判断するが判断しない分別の無分別。
プライドの高い自分が見つけた別の勝ち方。
私はいつも自分の勝ち方をしようと心がけている。
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