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sifu hiruma  胡蝶の夢  

小さい頃、「蝶」と「蛾」の存在が、不思議でたまりませんでした。大人になり、気が付けば「陰陽五行学説を」中心とした中医学の仕事に就いていました。   日中気功整体院 武術白勁会 日々のこと・・・。

観ていたのはだれか?

2017年05月28日(Sun) 00:59:27

高校生Iさんの話


彼がこどもの頃、飴玉をのどにつまらせてしまい非常に大変な思い

をしたことがあったそうだ。


彼は、そのときの記憶を思い出すと、まるで天井の方から自分や他人を含め

その時の光景を思い出すそうである。


彼が言うには、記憶として思い出せるのは、その時にいた人や出来事

をながめている記憶であり、直接、飴玉を詰まらせ、苦しんでいる最中の自分の感覚などは

思い出そうとしてもどこかあいまいな記憶であるようだ。


この話をお聞きした後、私も、過去の記憶をさかのぼってみると、たしかに

いくつかの出来事は、自分を含めた風景を上から見ているような感覚があるのだ。


そうすると、私達が五感で体験している感覚とは別のところで、常にもう一人の誰かが

私達見ていて経験しているのだろうか?


人生の重要な節目であるような出来事は特に、個人としての体験よりも全体観として

思い出されるのである。

むかしふと考えていた事をかんがえる。

2016年09月06日(Tue) 01:58:59


私は中国整体師を仕事としています。

多くの患者さんに施術する中で

ずいぶん昔、気付いたことがあります。


それは、施術に訪れた患者さんはどこか自分と

似たような部分があって、まるで

自分の心の一部の傷ついた部分が映し出され

それを私が治療しているような、妙な間隔を覚えた事がありました。



また、その日の心の状態で来る患者さんのタイプが

ずいぶんと違うなと常日頃からおもっていました。

これは仕事だけでなく、日常生活もそうなのです。

ひょっとしたら、

「自分の心の状態が現実に投影されているのではないか?」

そう思ったら、他人もなんだか自分の心の中の大切な一部のような

気がしてきてなんというか安心感のようなものが出てきました。


もう少しいうと、現実世界というのは自分の心の拡大図のようなもので

出会う人物なり経験することはその人間の心のある部分だったり

するのではないでしょうか?


例えば、街で傷ついた人をみかけたら、それは自分の傷ついた心の部分なのかもしれません。

真実かどうかわかりませんが、

お互いに人間がそのように行動したら世の中は確実に変わるのではないでしょうか。



何年も前に気付いたことなのに忘れまた再び思い出し

また私は忘れるのでしょう。

でもこれでいいのだとおもいます。


自然教室で。

2016年04月02日(Sat) 18:41:59

小学5年生の時に学校の自然教室の行事で

八ヶ岳まで行った時のおはなしです。


自然教室での最初の夜は中々眠ることができず

私だけが起きている状態になってしまい

結局、夜の3時過ぎまで起きていました。


私は、急にトイレに行きたくなりました。

普段なら友達を誘ってトイレに行くのですが

みんなぐっすり寝ているので、起こすわけにもいかず

仕方なく一人でトイレに行くことにしました。、


あたりはシーンと静まり、長い廊下を一人恐怖の中歩き

ようやくトイレにだどりつきました。


無事トイレを済ませ、再び長い廊下を歩きながら何気なく

ガラス越しに外をみていたら、外の街灯に照らされてガラスのすぐ

外に葉っぱにとまった大きな蝶がいました。


図鑑で見ていたので名前だけはしっていました。「アオミズアオ」(オオミズアオ)

という蛾の種類です。


この種類、とても大きく、薄く透明な緑色をしていて、図鑑で見て非常に強く

印象に残っていました。

私の住んでいた場所では、まず見る機会などなかったですので、初めてみる

生の「アオミズアオ」に驚きつつも感動していました。


アオミズアオは外の街灯に照らされ、その透き通った緑色の羽に光が当たり

真っ暗闇の中で、緑色に光り輝いていました。

そのあまりの神秘的で美しい姿に恐怖など吹き飛んでしまい

私は時間がたつのも忘れ、しばらくその場でその蝶に見入ってしまいました。


深夜の長い廊下の途中出会った

緑色に光輝いていた、アオミズアオ。

今でも、忘れられない思い出となっています。

少し怖い話

2015年08月31日(Mon) 16:52:35

「私の妹が中学生の時に体験した話」


私の弟が家の二階にある真ん中の部屋に寝ると必ず

金縛りにあうといいだした。

そこで、妹に怖いから、一晩だけこの部屋で寝てくれないか?

と頼んだ。

その日、妹はその部屋で寝てたのだが

やはり弟と同じように金縛りにあったらしい。


だが、ここからが不思議な事が起こった。

金縛りにかかっている最中によく自分の足元を見ると

弟がニコニコして立っていたのだそうだ。


翌朝、妹は弟に尋ねてみると一階に寝ていたのだから

わざわざ2階まで上がってこないとのこと。


後から妹は私にこの事を語ってくれたのだが

彼女は金縛りの最中に直感したらしく、この部屋がどうとか

そういう問題なのではなく

弟自身になにかあるのではないかといっていた。

確かに私の弟は彼は幼い時から不思議な体験をよくする人間

であった。

通っていた幼稚園の園長先生が

死んだときも何故か園長先生が彼の元に現れたり

親戚が死んだときも天井から彼の前おとずれた。

また鉄棒で落ちた時に臨死体験をしたりと

なんだか変わった体質の持ち主なのである。


怪談などの話は起承転結がなく

理屈を超えているところが

また、怖さを増長させるのでないだろうか。

徳島のたぬき戦争

2015年04月25日(Sat) 16:14:49

徳島出身のお客様から聞いた話。

その人の祖母が実際に体験した話だそうだが


その方の住んでいる土地では有名な

たぬきの神様が二柱いるそうだ。

そしてあるとき、このたぬきの神様同士で

土地争いの大きな戦争をおこなったそうだ。


神様同士の戦争をした次の日

沢山のたぬきの死体が転がっていたそうだ。


徳島のその土地に住む高齢な方ならこの

たぬきの神様同士の戦争は割と有名な話らしい。