個人的に太極拳を練習しているのだが、その知り合いの方からある映画を紹介された。
タイトルは「天からみれば」という作品である。
日本画家 「南正文」さんとその師匠 - 「大石順教尼」。
この二人に共通していることは、「事故により両腕がないということ」
「堀江六人斬り事件」で一人だけ生き残ったが両腕を斬り落とされた「大石順教尼」により
「南正文」さんは口で筆咥え絵を描くということを、順教尼よって教えられ、日本画家としての生涯を
描いた実話ドキュメンタリー作品である。
私は、南さんが映画の中で「幸せな条件、不幸の条件ってあるのだろうか?」
と言っていたのが妙に心に残った。
確かに「今、自分が不幸であるとか、幸せであるとかというのは
完全に自分自身が決めることであって、他人が決めることではない」
何かの終わりは何かの始まりであるし、幸せや不幸も見方を少し変えれば実に様々なことが見えてくる。
ただ、一般常識というものはあまりにも強力であり、幸せや不幸のような問題もつい常識のような何らかの
基準に当てはめたくなるものだ。
昔から考えていたことなのであるが、実は、一番人を傷つけるのは真に常識的な人たちかもしれない。
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